五臓六腑 薬旬菜魚
(ごぞうろっぷ やくしゅんさいぎょ)

2009年5月発行 好評発売中

調理師 奥葵耕二郎(おくきこうじろう)著

2009年5月14日 第1版発行
定価 1680円(本体 1600円+税5%)
四六判 304ページ
ISBN978-4-900561-60-1 C0077 \1600E



食を薬として食らう
舌だけではなく、脳で食らう
季節には、季節に合った旬の薬菜を食べる
1月から12月まで、旬の薬菜と薬魚を記載
薬旬菜魚の薬効
イチゴは、バラ科などという種を記載し、種族の世界を目の当たりに見る
薬菜といわれる野菜は、ほとんどが、海の向こうからの渡来
薬菜の紀元前からの渡来年表
陶磁器の知識
お茶の楽しみ
お箸の知識

●薬旬菜の渡来年表を掲載
ネギは縄文時代
スモモは弥生時代
小豆は古墳時代
レンコンは大和時代
ナスは奈良時代
スイカは平安時代
ブドウは鎌倉時代
ミカンは室町時代
トマトは安土桃山時代
セロリは加藤清正の朝鮮土産
キャベツは江戸時代
玉ネギは明治時代
白菜は日清戦争
チンゲンサイは中国国交回復時

ほとんどの野菜は、薬として渡来している。
日本古来の野菜だと思っていたものが、じつは海を越えてきたものだと、解き明かす日本初の野菜渡来年表を掲載。

●季節感を失った食卓を、日本の季節感に戻すために、1月から12月の食材の月別掲載とその薬効、そして食材の四方山話(よもやまばなし)を掲載。

●たとえば、大根は、アブラナ科 ダイコン属
10月〜12月 目利:太くて重みのあるもの
原産地:中東、エジプト、ギリシャ。
ピラミッドの人夫の食料だった。
薬効:消化力を促進する効果がある。
大根の四方山話(よもやまばなし)
江戸の参勤交代の役人は脚気になったという。白米だけを食べていたためだ。田舎のときのように、葉っぱ(ビタミンB1)を食べると直ったという。

●ジャガイモは、ナス科ナス属。サツマイモは、ヒルガオ科サツマイモ属。同じような芋なのに、出所はこのように違うのです。

●ほかに
▼ミネラルたっぷりの世界の岩塩の紹介
▼野菜の薬効とその健康効果
▼北大路魯山人いわく、「料理は舌先だけで味わうものではない。器がくだらないものでは料理も生きない」に従い陶磁器の紹介と解説を掲載。
▼薬茶、薬酒、お箸の知識
▼調理の見栄えを高める、薬味と食材のカッティング
▼薬味と料理の相性
▼簡単な和洋中のだしの作り方

●四方山話(よもやまばなし)で、薬旬菜魚(食材)の蘊蓄(うんちく)をあなたのものに!
▼コロンブスは新大陸のアメリカから、次のような多くの野菜や植物、動物をヨーロッパにもたらした。
トウモロコシ、サツマイモ、落花生、カボチャ、ひまわり、トマト、トウガラシ、インゲン豆、ジャガイモ、コーヒー、チョコレート、七面鳥、タバコ、キャベツ、イチゴ、キュウリ、ナッツ、ソラマメ、小豆、サトウキビ、木綿

▼寿司屋で使う笹の葉
殺菌効果があるので、生ものは笹の葉の上におく。この笹の葉を符丁(隠語)でいうと、ヤマという。山で採れるからである。
大阪では笹ではなく、バラン(葉蘭)を使っている。やはりこれも殺菌効果がある。バランは、コンビニのお弁当に使われている、緑色のプラスチックの仕切りのデザインもとだ。いつもすぐ捨ててしまうのだが、味が移らないようにするために使っている。

健康とダイエットを目的に、薬味と薬菜と薬山菜と薬果と薬魚と薬茶と薬酒を、調理師が熱血解説